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「タイム・マシン」 SFの魁,H.G.ウェルズ

 最近、本を読む余裕を何とかこうにかして作っています。隙間の時間を使って最近読んでいた本が、「タイム・マシン」です。

 

 

タイムマシン (角川文庫)

タイムマシン (角川文庫)

 

 

 表題作の「タイム・マシン」は、そのタイトルの通り、時間旅行が題材となっています。しかし、そこに描かれるのは我々の夢をかなえてくれるような機械ではありません。

 タイムマシンを発明したある男(作品中では時間旅行者-タイムトラヴェラー-)が80万年未来の世界を訪れそこで冒険をする、というのがあらすじなのですが、そこに描かれる未来人の姿は、ウェルズが予測した人類のなれの果て。

 エロイと呼ばれる富裕層の子孫たちと、モーロックと呼ばれる労働者階級の人々の子孫たち。あまりに進歩した文明は安定してそれから衰退してゆく。彼が見た未来人の姿は、退化した人類の姿であった。

 私が読んだのは橋本槇矩氏によって翻訳がされたものですが、これが非常に読みやすい。普段読書をしないよ、というような方々にもお勧めできます。

 ぜひぜひ、ご一読ください。